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毛髪の寿命と脱毛の関係脱毛には生理的に起きる自然脱毛と、病的に起きる異常脱毛があります。毛髪は毎日少しずつ成長して、一定の長さになると成長が止まり、毛根の活動が停止して抜け落ちるのが自然脱毛であり、毎日一定の量の抜け毛は誰にでもあります。毛髪の寿命は3〜6年(眉毛3〜4ヶ月)で、日に平均0.4mm伸びることがわかっています。頭髪は約10〜12万本あると言われていますから、1000日で1回抜けるとすれば10万本÷2000日=50本。従って、1日に抜ける数は毛周期が短い人で100〜120本、長い人で50〜60本ということになります。ですから、1日に50〜100本前後の脱毛は自然なのです。 異常脱毛の病理的機転を成長期脱毛と休止期脱毛のふたつに分類することができます。細胞分裂の活発な毛母細胞に対する何らかの障害によって、成長が中断される脱毛が成長期脱毛です。この場合は、障害が加わってから2〜3週間前後で毛が束となって抜けることが多く、抗ガン剤などの薬物投与、エックス線照射、局所の強い圧迫などがげんいんになっています。一方、休止期脱毛は成長期の多くが同時に休止期に移行して脱毛します。毛母細胞に対する刺激が穏やかな場合が多く、障害が加わってから2〜4ヶ月で毛が抜ける場合が多いようです。ストレスによる脱毛は休止期脱毛に属します。以降のページではこの異常脱毛の種類や対処法について学んでいきます。 薄毛・脱毛と健康の関係 髪の状態を決定する要因には以下の5つの要因があります。今日、薄毛・脱毛に悩む人口は2500万〜5000万人(男女合計)と言われています。薄毛や脱毛は健康上の問題点が、一番弱い部分である頭皮に現れた結果であり、不規則な生活・ストレスの増加・欧米化に伴う偏った食事などの脱毛要因が、脱毛・薄毛を加速していると考えられます。 また、毛髪の異常あるいは消失は外見上特に目につきやすいため、毛髪が薄くなったり抜け始めるとメンタル面でも影響がないとは言えません。そういった意味で、薄毛・脱毛と健康の関係は非常に蜜であると言えるのです。 脱毛同様「白髪」も毛髪の深刻な問題です。老化現象のひとつと言われていますが、そのメカニズムについては解明されていません。日本人の平均的な白髪の発生年齢は、男性34歳、女性35歳と言われていますが、遺伝などの要因で10代から発生する人も多く、若白髪は本人にとっては深刻です。一度白くなった部分を黒くするのは難しく、薬物療法は一般には行われていません。局部のマッサージは血流を改善するために有効とされていますが、グラングリーンヘアセラピーでの施術で進行を遅くすることは可能です。育毛システムのお客様にもなり得るのです。白髪のメカニズムを理解しておきましょう。 白髪のメカニズム毛髪の色を決定付けるメラニン色素には、黒褐色(こくかっしょく)のユーメラニン(真メラニン)、赤黄色(せきおうしょく)のフェオメラニン(亜メラニン)の2種類があり、このメラニンの量や大きさなどの組み合わせにより髪の色は決まります。日本人の場合は、ユーメラニンの量が多く、フェオメラニンの量が微量のため黒く見えるわけです。白髪はメラニン顆粒が角化細胞に転送されなくなることにあります。なぜそういう現象が起きるのかは、まだ十分には解明されていません。しかし、発生原因には次のような変化が指摘されています。
また、若白髪は遺伝的影響が強く、ビタミンA・鉄分の不足、精神的なイライラからも出やすいと言われています。白髪が生えてくる時、かゆいと言う人がよくいます。これは、白髪が黒い毛に比べて硬く、頭皮の知覚神経を刺激しているからだと思われます。 本書でもたびたび登場する「界面活性剤(かいめんかっせいざい)」。親水基(しんすいき:水になじみやすい部分)と疎水基(そすいき:もしくは新油基(しんゆき)。油となじみやすい部分)の両方を持ち、普通は混じり合わない水と油を混ぜ合わせる力を持っています。その性質を利用し、洗浄剤や乳化剤としてよく使われています。また、非常に強い浸透力も特徴のひとつです。頭皮の健康のためには人体に害のあるものは避けなければなりません。ここでは、毛髪製品に不可欠な界面活性剤を学んでいきましょう。 1.界面活性剤の種類界面活性剤は大きく以下の4種類にわけられます。基礎として覚えておきましょう。
2.シャンプーに使われる界面活性剤スキャルプケアの基本となるのがシャンプーです。ここでは特にシャンプーに使われる主な界面活性剤を紹介します。
上記の表から残留しやすく、人体に害のある高級アルコール系はスキャルプケアには向きません。サロンでの施術ばかりでなく、ホームケアにおいても使用する界面活性剤は非常に重要です。お客様にも「なぜそのシャンプーがよくないのか」をきちんと納得していただく必要があります。その毒性や危険性を簡単に説明できる程度は学んでおきたいものです。 最近急激に抜け毛が増えてきて相談を受けた場合には、まず必ず事前に確かめなければいけないものにシャンプーがあります。 その他にストレスによる脱毛も考えられますが、シャンプー剤による脱毛が最近特に増加しているので、注意してください。 原因: シャンプーやコンディショナーが原因ですが、特にその内容成分と使い方(シャンプーの仕方)の2点に問題があります。 最近のシャンプーは、髪の質感がサラッとしたり、ツヤがあるように仕上がる製品が主流です。それが悪いというわけではありませんが、それらの製品に含まれている界面活性剤やその他の内容成分の、皮膚に対する毒性は意外に怖いものです。 一般の消費者の方は、このような毒性があることを知らずCMモデルのように髪がキレイになると思い使用しています。また、質感を求めることで頭皮の洗浄がおろそかになってしまい、抜け毛の原因となっています。 原因のハッキリとしない抜け毛や薄毛は、使用しているシャンプーやコンディショナーを替えて、正しい使い方を指導するだけでウソのように治ってしまうことが多いのです。 |
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